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不都合な真実2

  • coolsiberia
  • 2023年7月27日
  • 読了時間: 3分

好まない相手の悪口がみんな大好き。だから何かと一方的なニュースが作られます。


2022年3月にルーブルが暴落して市民が紙幣をバラまく動画がニュースになったりしました。スーパーでは売り場の品物が不足して市民の混乱を伝えるニュースも多かったことを覚えていますか。


朝日新聞のニュースでは

給料はルーブル建てなので、もう紙切れです。それなりに貯金もしていたけど、あきらめるしかない

こんな感じのニュースが伝えられて心配したものです。


では 紙切れ ってどれくらい暴落したの?

100万円が10万円だったら悲しいけど、まだ紙切れじゃないです。

100万円が1000円だったら、もう紙切れに近いですね。


では、このグラフはその時期の米ドルとロシアルーブルの為替レートです。

日時

1ルーブル

比率

① 2022/02

$0.013

100%

② 2022/03

$0.0073

56%

③ 2022/05

$0.016

123%

④ 2023/01

$0.012

92%

暴落前の2月の100万円を基準とすると、

・3月は100万円→56万円。半分程度に落ちてますが

・5月は100万円→123万円。増えてます

これで給料が紙切れ!? 

悪く見せたいのはわかりますが、、ちょっと大袈裟過ぎませんか?

実は半分に落ちたのもたった数日間だけ。このことはあまりニュースになりませんでした。このあとも上がったり下がったりを繰り返しています。


それはさておき、1年以上経過した今のシベリアの様子はどうでしょう。輸入規制などの影響で市民生活にどの程度影響が出ているか、滞在者目線で追ってみました。

 

まずは市場の様子です。輸入品も多いと言われた生鮮食品ですが、不自由さは感じませんでした。確かに値段は以前より高くなっているようですが(※)他国 のように生活に苦しむほどでは無さそうです。


続いてスマホ売り場。確かにiPhoneは売っていませんでしたが、Androidスマホは普通に売られています(大手メーカー品ではないですが)

強か(したたか)なメーカーは家電製品も売っています。


さてファーストフード。KFCは以前通りです。SUBWAYもありました。極東シベリアではまだマクドナルドは店舗を出していなかった(はず)ので見かけません。


ロシア国内の状況を伝えるニュース報道は皆無なので、一般市民の生活がどうなっているか心配でしたが、以前と変わらずゆったりとした時間が流れていました。


日本人に避けられているロシアについて、現地の詳しい情報はなかなかニュースにならないので、これからもコツコツと情報をアップします。


(※)実際にはロシアよりも 市民生活が困難になった残念な国 がヨーロッパにはいくつもありますが、日本ではニュースになりません・・・


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