シベリア鉄道オケアン号がリニューアル
- coolsiberia
- 2月13日
- 読了時間: 3分
シベリア鉄道の基点ウラジオストクからモスクワ方面に毎日数本の長距離列車が走っていますが、その中にウラジオとハバロフスク間だけを往復する寝台列車オケアン号があります。このオケアン号が新型車両になったのでご紹介します。
これまでの車両もそれほど悪くなかったのですが、新型車両は全てが近代化されて日本の最新車両と変わらないクオリティです
ちょっと分かりにくいですが、ドアがスライド式に電動化され電子表示版になっています

通路の掲示板もデジタル化

車両案内用の大型ディスプレイ

以前は大きなお湯のタンクのコックをひねって直接お湯を注いでいましたが、標準的な給湯・給水になっています

そして通路のトイレとゴミ箱が清潔です


トイレ内もピカピカ!!

一部のトイレ内にシャワーも用意されています(※1等は個室内にトイレ・シャワーあり)


これまで窓下のコンセントでみんなで分け合って充電していましたが、2等3等寝台上段にUSB充電が用意されました。これで安心してスマホを使えますね。

乗り心地が良くなり、騒音が減って、室内灯はLEDで調節可能、空調設備も新しくなって夏場の強烈な冷気への対策も不要になりました。
では画像でキレイになった各車両をご紹介します。
■1等個室
上下2段の寝台になるので最大2名までの個室です。ウエルカムフルーツや夕食朝食付きです。


トイレとシャワーが個室内にあるのでホテルのように過ごせます。


■2等寝台コンパートメント
上下2段、定員4人のコンパートメント。
注:ロシアでは男女のプライバシーがおおらかなので、コンパートメントも男女ミックスです。一部女性専用があるので気になる女性の方はそちらを指定しましょう。
2等コンパートメントの乗車時は2人掛けの座席として使用して

就寝時はベッドになります。

通路側にドアがあるので夜は静かです。

発車後に温かな夕食ボックスが配られます。

■3等車
仕切りのない2段ベッドが並びます。大勢がここで過ごすので色々と賑やかです。もちろん男女の指定はありません。

これは通路側ですが、下段の座席もベッドになります。

数日間の旅程は厳しいですが、ウラジオーハバロフスクは半日なので安く旅するには良いでしょう。
最後に 食堂車 。こちらもモダンになっています。

でも・・以前の古めかしい食堂車のほうがちょっと情緒があったようにも思えますが・・・・
どうです、写真とはいえ近代的になった車両のオケアン号、機会があれば是非乗ってみてください!!
ちなみに、ロシアの旧型車両はウズベキスタンなど他の国で余生を過ごします。。